妊娠中って、スイカを食べも大丈夫かしら?
つわりに効くって本当なの?
今回は、そんな疑問を解決していくため
スイカの効果を徹底解説していきます!
13年間食事指導に携わってきたパーソナルトレーナーの私が、おすすめの食べ方も含めてお伝えしていきますね!
\この記事を読むと/
■妊娠中に食べてもいい量がわかる。
■スイカとつわりの関係がわかる。
■スイカの嬉しい6つの効果がわかる。
■スイカは食べても大丈夫?
答えはYES!食べても大丈夫です♡
最近では、妊娠中におこるマイナートラブルの軽減などのメリットがたくさんあると、注目を浴びています。
つわり中に食べたくなったもの
第3位にランクインしたこともあるんですよ!
どのような効果があるのか・・・
今回は7つのスイカの効果について解説していきます。
スイカを食べて、少しでも不調を改善していけると良いですね!
それではチェックしていきましょう!
■むくみ改善
妊娠中の浮腫み改善・予防が期待できます!
どうして浮腫み改善につながるの?
理由は・・・
♦スイカにはシトルリンという成分が多く含まれているから。
もう少し詳しくお願い!
♦1つ目のカリウムについて
カリウムは、ミネラルの1つです。
\そもそも浮腫む流れって⁉/
味の濃いものを食べる
↓
喉が渇く
↓
水をたくさん飲む
↓
体内に水分・塩分がため込まれる
↓
浮腫む・・・。
この時に、カリウムを摂取すると、余計な塩分・水分を尿として排出し、浮腫みを解消してくるってわけ。
♦2つめのシトルリンについて
シトルリンはアミノ酸の一種です。
\主な役割としては/
◎アンモニアから尿素を作り出す過程で重要な役割がある。
スイカを食べると、カリウムとシトルリンのダブル効果で浮腫まないスッキリとした身体が目指せます!
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■つわり軽減の効果あり⁉
つわりが良くなる栄養素は含まれているのでしょうか!?
答えは△
つわりを軽減する栄養素として代表的なものがビタミンB6。残念ながらスイカにはこのビタミンB6は多く含まれていません。
でも、スイカには多くの水分が含まれているので、水分不足からくる不快な症状は軽減すると推測できます!!
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■胎児への栄養供給
スイカには、お腹の中の赤ちゃんの発育を助ける栄養素も含まれています!
つわり中食べやすいうえ、
栄養も摂れるなんて素敵ね!
理由としては
葉酸は、妊娠初期に特に必要となる栄養素です!ビタミン12と一緒に、血液のもととなる赤血球をつくる働きがあります。適正量摂取することで、胎児の先天性疾患【神経閉鎖障がい】や【無脳症】の発症を予防ができると言われているんです!
◎イチゴ・バナナ・ライチなどには劣るが、フルーツの中では割りと多く含まれている。
成人女性では一日に240μgを目標に。妊娠中は480μgを目標に摂取すると良いと言われています。
スイカだけでは足りないので、その他の食品やサプリメントなどで補うのがおススメです!
胎児の脳や神経の発育を手助けしてくれるため、妊娠初期に葉酸を多く含むスイカを食べるのがおススメ!
■便秘予防
スイカは、便秘の解消に役立ちます!
理由としては
妊娠中、便秘になる原因は様々ですが、その1つとして水分不足による便秘があります。
妊娠初期はつわりがひどくて、
お水を飲むのもしんどかったわ。
妊娠前より多くの水分が必要になるから
気を付けないといけないね!
スイカの果肉の95%は水分です。栄養を補給しながら、水分を摂取できるという事ですね!
また少量ではありますが、食物繊維も含まれているので、さらなる便秘解消につながります。
妊娠初期に起きやすい水分不足をスイカが解消。
便を柔らかくし排出しやすくしてくれます!
■血圧の調整
スイカには血圧を下げる働きもあるんです!
理由としては
妊娠前の血圧とは関係なく、妊娠中に高血圧を発症する妊婦は全体の7~10%いると言われています。
浮腫み解消にもつながるシトルリンですが、血管を広げてくれる働きがあるので、高血圧や動脈硬化の予防が期待できます!
妊娠初期に起きやすい水分不足をスイカで解消。
便を柔らかくし排出しやすくしてくれます!
■美容効果
スイカは、美容効果まで期待できるんですよ!
シミやシワが増えてきて、困っていたところなの。
とっても嬉しいわ♡
理由としては
♦ビタミンCが多く含まれるから
♦βカロテンが多く含まれるから
1つ目のリコピンについて
リコピンは抗酸化作用の強い成分で、トマトにも多く含まれていることで有名です。
皮膚の再生を促進したり、シミの原因となるメラトニンを抑制してくれるんですよ!
2つ目のビタミンCについて
ビタミンCが美容に効果的な事は有名ですね!
シミを抑制してくれる働きがあるだけでなく、鉄分の吸収を助けてくれたり、鬱・不安症状の予防などにも効果的です。
3つ目のβカロテンについて
βカロテンは、体内に取り込まれるとビタミンAに変換され、粘膜や皮膚を健康に保つ役割があります。
あれ?
妊娠中は、ビタミンAの摂り過ぎはNGじゃなかった!?
よくご存じで!
でもスイカは大丈夫!安心して食べられます。
ビタミンAの摂取方法は2種類あり
②ビタミンAを多く含む食品を摂取する方法 (レバーやうなぎなど)
①は、必要量のみ吸収し不必要な量は、排出されるんですよ!
リコピン、ビタミンC、βカロテンのおかげで、美しくなれる!
■一度に食べてもいい量は?
さて、お次はどれくら食べていいものなの?という疑問にお答していきます!
まずは、100gあたりのスイカの栄養成分を確認していきましょう!
カロリー | 41㎉ |
たんぱく質 | 0.6g |
脂質 | 0.1g |
糖質 | 9.2g |
食物繊維 | 0.3g |
ビタミンA | 69μg |
ビタミンC | 10㎎ |
カリウム | 120㎎ |
マグネシウム | 11㎎ |
スイカは、100gあたりのカロリーは低く、内容はほぼ糖質となっています。
では、1日にどれだけ食べてもいいのか・・・⁉
考え方は2パータン
・間食の推奨量で考える
・果物の推奨量で考える
この2つで若干ですが、食べる量が変わってきます。
まずは、1つ目の間食の推奨量で考えるパターンを解説していきますね。
妊娠中の間食の量としては、厚生労働省は一日200㎉までと推奨しています。
という事は、スイカを間食・食後のデザートにするとなると、200㎉以内に抑えるのがポイントとなります。
♦スーパーでカットされたスイカ10~14個ほど。
♦スイカバーサイズのものは2~3個分
※隅っこや中心など場所によってカロリーは若干異なります。
2つ目の果物の推奨量で考えるパターンを解説していきます!
現在、1日の果物の推奨量は200gと言われています。
♦スーパーでカットされたスイカを5~7個程度。
♦スイカバーサイズのものを1~2切程度。
食べ過ぎが心配な場合や毎日食べる場合は、気持ち少な目を意識すると良いでしょう。
食事として摂取する場合は、ご飯やパンの代わりとして食べるイメージです。
普通盛のごはん一杯は、約230Kcal。
6枚切りのバタートーストもほぼ同様。
間食の時と同じく~2らいの量を、置き換えで食べると良いでしょう♬
★200㎉を目安に食べよう!(間食の推奨量基準)
スイカバーサイズは2~3切程度。カットされたものは10~14個。
★200gを目安に食べよう!(果物の推奨量基準)
スイカバーサイズ、1切~2切程度。カットされたものは5~7個程度
★食事として食べる場合は、お米やパンの代わりと思って食べるイメージ!
■デメリットと注意点
嬉しい効果があるスイカですが、残念ながらデメリットも。
ずばり身体が冷えやすくなること!!
妊娠中は、身体を冷やさない事が大切です。身体が冷えてしまうと、浮腫みの原因になったり、つわりが悪化したりと不調をまねきます。
スイカを食べる時は、スイカを冷やし過ぎないように気を付けたり、部屋の温度調整、着る服などを工夫してみてくださいね。
身体にいいものを、適切に食べる事が大切です!
最後に
妊娠中に嬉しい効果が期待できるスイカを適正量食べて、健康に繋げましょう♬
それでは、よりよいマタニティライフをお過ごしください♡