\こんな事聞いた事ありませんか!?/
・バナナを食べるとつわりが良くなる。
・バナナを食べると便秘が良くなる。
・バナナを食べると痩せる。
今回は、そんなバナナにまつわる効果を、13年間食事指導に携わってきたパーソナルトレーナーの私が(つわり経験者)、徹底解説していきます。
■バナナを食べると女の子が産まれる⁉
妊娠中にバナナを食べると、女の子が産まれるのか??
答えはNO!
こちら、科学的根拠はないようです。ちなみに私は、バナナは数本しか食べていませんが女の子が産まれました(笑)
確率は5分5分ですからね。あくまでもジンクス。お遊び程度・楽しみの1つとして試してみるのはいいかもしれませんね(^^)/
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■バナナは悪阻を軽減してくれる⁉
答えはYES!
バナナには、つわりが軽減するビタミンB6が含まれているんです。バナナを食べたから絶対つわりがおさまる!という訳ではないですが。。。
では、そのビタミンB6とは何かをみてきましょう!
♢基本情報
ビタミンB6は、水溶性のビタミンであるビタミンB群の一種です。
♢働き
それではビタミンB6がどんな働きをしてくれるのかを、確認していきましょう!
①アミノ酸の代謝を促進
ビタミンB6の主な働きは、アミノ酸の代謝を促進することです。
お肉などのたんぱく質は、体内でアミノ酸に分解されます。
その分解されたアミノ酸からエネルギーを作り時に、酵素とともにビタミンB6が働きます。
②幸せホルモンの材料になる
幸せホルモン「セロトニン」の材料にもなります。
セロトニンが作られる過程で、ビタミンB6、葉酸、鉄、ナイアシンが必要です。
ちなみにこの、ビタミンB6は善玉菌も作ってくれるので、善玉菌を増やす食習慣がとても大切になります♬
また、ビタミンB6は、皮膚の抵抗力を維持したり、ヘモグロビンを合成したりと、生命の維持に欠かせない役割も果たしてくれているんですよ!
♢妊娠との関係
妊娠中は、通常よりも多くアミノ酸が代謝されます。 妊娠中はビタミンB6がたくさん使われ不足しがち。不足すると特定のアミノ酸代謝が行われず、吐き気や頭痛・眠気などの悪阻の症状に襲われるというわけです。
その不足したビタミンB6を補ってくれるのがバナナという訳ね!!
そういう事!
バナナにどのくらいのビタミンB6が含まれているのか、比較していくよ!!
♢含有量
一般家庭でおなじみのフルーツと比較してみました。
バナナ | 0.38mg |
キウイ | 0.14mg |
パイナップル | 0.10mg |
ライチ | 0.09mg |
すいか | 0.0m7 |
いちご | 0.0m4 |
バナナが断トツで1位なのがわかりますね!
ちなみに一日に必要な量は、成人男性で1.4g、成人女性で1.1mgとされています。
ただでさえ妊娠中はビタミンB6が不足しがちなので、意識して摂取していきたいですね!
ただし、過剰摂取で健康被害の報告も出ているので、注意が必要です!
バナナは安くて美味しいし、とってもいいわね!!
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■便秘解消にいいの⁉
答えはYES!バナナは便秘解消に役立つといわれています。
妊娠中は便秘になりやすいと言われています。便秘にバナナが効果的というのは、妊婦にとって嬉しい話ですね♬
私も妊娠初期に産まれて初めて便秘になりました!あれはつらい・・・。
では、なぜバナナは便秘解消にいいのか??
理由は3つ!!
解説していきます♬
①食物繊維
理由の1つ目は、バナナに食物繊維が多く含まれているから。
食物繊維には、水に溶けやすい「水溶性食物繊維」と溶けにくい「不溶性食物繊維」があるのは聞いた事がありますか?
生の状態のバナナ1本分には約1.1gの食物繊維が含まれています。
そのうち1.0gが不溶性食物繊維、0.1gが水溶性食物繊維です。
不溶性食物繊維が豊富なのね!
この不溶性食物繊維は、便のカサを増して蠕動運動を促進し、便通を改善する効果が期待できます。
腸内環境を整えてくれる働きもあり、肌の調子が良くなったり、メンタルの安定も期待できます。妊婦さんには特におすすめですですね!
ちなみに、食物繊維の摂取目安は、成人男性で21g、成人女性で18gと言われています。
②マグネシウム
人体に必要なミネラルの一種。便秘解消に良いとされていて、下剤にも使われる成分がバナナには多く含まれています。
③オリゴ糖
オリゴ糖は、腸内に住むビフィズス菌(善玉菌)の餌となり、ビフィズス菌を増やしていく働きがあります。
ビフィズス菌が増える事により、腸内環境が整い便秘解消の効果が期待できます。
ちなみにオリゴ糖は、販売されていて、砂糖のかわりに料理に使う事も可能です!
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■バナナで痩せる⁉バナナダイエットの真相
答えは△!
バナナを食べたからといって、みるみる痩せていくわけではありません。当たり前ですよね(笑)でも、食べ方を工夫することで、痩せる事ができます♬
妊娠中は、無理なダイエットをお休みをしてくださいね♬
バナナダイエットを成功させるポイントは3つ!
①おやつ替わりに食べる
いつも食べているお菓子やスイーツをバナナに置き換えてみましょう。
お菓子やスイーツって、軽いわりに高カロリー。砂糖・小麦・脂・塩分の働きで中毒性もあり、なかなか手が止まらなくなりますよね。
そこで、お菓子やスイーツの代わりにバナナを食べてみましょう!バナナは低カロリーなうえに、満腹感も得られボディメイクに向いています。
では、バナナとお菓子のカロリーを比較してみましょう。
バナナは一本当たり、93Kcal。お菓子やスイーツと比べると、かなり低カロリーなのがわかりますね。
②パンの代わりに食べる
食事の代わりにバナナを食べてみましょう!
続いて、バナナとパンのカロリーを比較してみましょう。
パンは、バナナよりも高カロリー。おまけに、血糖値を上げやすいので、太りやすいんです。(食パンGI値91、バナナGI値51)
さらに、付け合わせでバターやジャム、ウィンナーなどと食べたら、かなりのハイカロリーに・・・。
代わりにバナナを食べてみるのがおススメです。
③一食バナナに置き換える
ついつい食べ過ぎてしまう人は、一食だけバナナに置き換えてみるものおススメです!
ただし注意点が!
①たんぱく質と一緒に摂取する
特にダイエット中は、たんぱく質が不足しないように注意。ヨーグルトやチーズをプラスしてみて!
②食物繊維と一緒に摂取する
食物繊維と一緒に食べる事で、血糖値があがりにくくなり太りにくくなります。ダイエット中は便秘になりやすいので食物繊維を摂取する事が大切になります。
ビタミンも同時に摂取できる、生の野菜がおすすめです!
③妊娠中は置き換えを控える
妊娠中(特に後期)は、普段よりも多くの栄養を必要とします。一食置き換えるだけで、栄養が不足するので注意が必要です。
■バナナを食べる時の注意点
糖尿病の場合は食べる量に注意が必要です。
現在、日本では200g以上の果物の摂取を推奨しています。しかし、糖尿病の方の場合は、食べる量に注意!主治医に摂取量の上限確認してから食べましょう。
ちなみに日本人は、平均100g程度の果物しか摂取していないというデータがあるんです。目標量の約半分ですね。お菓子やラーメンなどの加工食品を控え、果物を意識して摂取していきましょう。
果物を毎日の食生活に欠かせない品目として定着させるため、1人1日当たりの果物摂取目標量を「可食部で200g以上」とする「毎日くだもの200グラム運動」を推進しています。
農林水産省
■おすすめレシピ
お次は、おすすめの食べ方とポイントです。
皮をむいて片手でモリモリ食べるのも良いですが、たまには違う食べ方をしてみてはどうでしょう⁉
①バナナヨーグルト
カットしたバナナをヨーグルトにあえるだけ。
♦甘みが足りなければ、少量のはちみつを。便秘解消にも効果的!
♦冬は電子レンジでチンして、ホットヨーグルトにしても美味しい!
②バナナスムージー
豆乳とバナナ、小松菜やアボカドなど、お好みの野菜やフルーツを入れてミキサーにかけるだけ!
♦食物繊維たっぷりなアボカドが便秘解消におすすめ!
♦葉酸が多く含まれているイチゴは、妊娠中におすすめ!
③ホットバナナ
冬は温かくして食べると、身体が冷えないのでおすすめ!妊娠中は身体を冷やさないようにするのが鉄則です!また、温かい食べ物は、腸をあたため働きを良くするため、便秘解消にとっても効果的なんですよ!
作り方は簡単。バナナをお皿に乗せて600Wで30~40秒レンジでチンするだけ!
甘みが増してとっても美味しいですよ!
④冷凍バナナ
夏場やつわりで食欲がわかない時に、おすすめなのが冷凍バナナ。
作り方は簡単!ただ冷凍庫で凍らせるだけ。
アイスクリームが食べたくなったら、
代わりに冷凍バナナを食べるのもおススメですよ!
♦豆乳とはちみつと潰したバナナをあえて、ジップロックに入れて凍らせれば美味しいアイスクリームが完成!
■最後に
いかがでしたか?すぐに効果が出るわけではありません。毎日コツコツとバナナ生活を続けて、より良い身体を目指しましょう!
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